『マイクロプラスチックで脳卒中や心筋梗塞』

プラスチックゴミ

~マイクロ(ナノ)プラスチックによる体への影響~

微小プラスチック(約1㎚~2㎛)はプラスチックごみやポリ袋などが分解されてでき、空気中を浮遊し鼻や口から体内に入り分解されない為、排泄されず体内に蓄積されていきます。また、飲料水などにも含まれていることが判りました。体内に入ると、全身を巡り、血栓の様に頸動脈に隆起ができます。隆起部分には6割弱の微小なプラスチックが含まれおり、切除したとしても3年弱で、心臓や脳に微小プラスチックが蓄積し、心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクや、何らかの理由で死亡する複合的なリスクが4.53倍になることが判りました。

また、頸動脈の隆起は動脈硬化の原因になるとされ切除するケースが多く、無症状の18~75歳の257人の頸動脈から切除された隆起を調査したところ、58%にあたる150人から微小プラスチックが検出されました。免疫細胞内に微小プラスチックが取り込まれており、アレルギーや炎症を起こす物質がより多く出ていることも確認しました。

コロナも落ち着いてきて、マスクを付けない方も多くなりましたが、極力、不織布マスクで少しでも体内に微小プラスチックが入り込まない様にする為にも、不織布マスクを付けて出歩くことをお奨めします。

隆起部分の中で見つかった微小プラスチック

関連記事

  1. 男性が脳梗塞

    -夏に起きやすい脳梗塞-